小・中・高校生のみなさん、父兄のみなさんへ

子供の時に歯を失うことで起きる将来的なリスク

歯を失っても、「奥歯で表から見えないから」「1本くらいなくても」といった理由でそのままにされる方がいます。しかしお口とは、すべての歯がしっかりそろうことでバランスがとられ、正しく機能するもの。1本でも失うことで、さまざまな問題が招かれてしまうのです。

永久歯はもう二度と生え変わりません。

 

  • できたスペースに咬み合う歯が伸びてきたり、隣の歯が倒れ込んできたりして、歯並びや咬み合わせが乱れてしまいます。
  • 歯並びや咬み合わせが乱れるとブラッシングがしにくくなり、虫歯や歯周病になりやすくなります。そしてさらに歯を失う悪循環に陥ってしまいます。
  • 咬み合わせの乱れによって、咬むことで顎や身体にかかる力のバランスが悪くなり、顎関節や全身のゆがみを招いてしまうことがあります。
  • その後の人生における歯の治療費が負担となります。

 

「歯を失う」ということは、とてもショックなことです。口元の見た目が気になったり、食事がしにくくなったりと、そういったことが起きてから、初めて歯の大切な役割に気づいたという方も少なくありません。さらに歯を失うと、お口だけでなく全身にも悪影響がおよぶリスクがあります。

子供にこそスポーツを安全に、思いっきり楽しませたい。

子供にとってのスポーツや運動は、子供達の基礎体力や、動きの発達の向上だけでなく、人間関係やコミュニケーション能力が育まれるなど、子供の心身の発達にとても効果的で重要です。

しかしながら、スポーツ中の不意の事故で歯を失ったり、口の中を怪我したりすることが頻繁に起きてしまっています。

一部学校ではマウスガードを使用した安全教育の指導も行われてきています。

子供達に安全に、思いっきりスポーツや運動を楽しませてあげるためにもスポーツマウスガードの着用を考えてください。

歯を失うことは、全身に様々な悪影響を発生させるリスクがあります。

スポーツをしている時間よりもその後の人生の方が長いのですから。